コンサルタントに必要なコミュニケーション力とは?
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LHS ブログ 第05号
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■テーマ: コンサルタントに必要なコミュニケーション力とは?
こんにちは、LHSです。
前回のブログで「顧客から必要とされるコンサルタントに成長するために最も大切なのは信頼関係構築力だ」というお話をしました。今回はその信頼関係を築く上で、特に重要なスキルである「コミュニケーション力」について掘り下げていきます。
「コミュニケーション力」と聞くと、プレゼンがうまいとか、理路整然と話すのが得意とか、そんなイメージを持つかもしれません。もちろんそれらも大切ですが、コンサルタント、特にLHSが考える真のコミュニケーション力は、それだけではありません。
<経営者との対話だけでは不十分な理由>
コンサルタントの仕事は、経営層への提言が中心だと考えている方もいるかもしれません。確かに経営者との対話は極めて重要です。しかし、どれだけ素晴らしい施策を提案しても、それを実行するのは現場の皆さんです。
もし、経営者との間にだけ強い信頼関係があっても、現場のマネージャーや担当者の方々と「心が通じ合っていない」状態ではどうなるでしょうか?
・現場から、コンサルタントは「無茶な事を言う」迷惑な存在だと思われ続ける
・現場の意見が吸い上げられず、経営者と現場との間に大きな壁ができる
・施策が絵に描いた餅になり、「現場が忙しい」と言われ実行に移らない
・結果として、期待された成果が出ない
これでは、顧客から本当に「必要とされる」コンサルタントにはなれませんよね。
<現場を動かすコミュニケーションの秘訣>
では、どうすれば経営者だけでなく、組織全体との強固なコミュニケーション基盤を築けるのでしょうか?カギとなるのは、「傾聴」と「共感」、そして「現場へのリスペクト」です。
1.「聴く」姿勢を徹底する
幹部、現場の社員さんの声に真摯に耳を傾けましょう。ここではあるべき論を語って説得するのでは無く、不満や愚痴も含めて「聴く」事に徹する事が重要です。
2.共感を示し、相手の視点に立つ
相手の感情や状況に寄り添い、「分かります」と共感を示すことで、心を開いてもらえます。
3.現場を尊重して対話を行う
コンサルタントは外部の人間だからこそ、現場の知恵や経験を尊重する姿勢が不可欠です。会社に対する現場の様々な不満を聴きながら、それでも施策を進めていく重要性や、それを実施する事で、現場にも大きなメリットがある事を、熱意をもって伝えていく事が求められます。
<コミュニケーションは「関係構築」の礎>
真に必要とされるコンサルタントとは、知識や分析力だけでなく、組織全体と深い信頼関係を築き、個人や組織を動かす力を持つ人です。そのためには、経営層だけでなく、幹部社員や現場の方々との密なコミュニケーションが不可欠です。
どうやったら現場の社員さんとコミュニケーションを行う機会を作れるか?私自身今でも続けていますが、一番良いのは「一緒に仕事をする事」です。安全を前提に一緒に現場に行ったり、トラックに横乗りしたり、作業を手伝ったり、共に仕事をする機会を作る事で良い関係を構築する事ができると思います。
次回以降も、コンサルタントとして成長していくためのポイントをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
■記事作成者:LHS 代表理事 吉貝 徹
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