コンサルタントに必要な倫理観とは?
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LHS ブログ 第03号
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■テーマ:コンサルタントに必要な倫理観とは?
こんにちは、LHSです。
今日のテーマは、コンサルタントとして顧客と強固な信頼関係を築き、成功へと導くために不可欠な「倫理観」についてまとめました。
コンサルタントの役割は、専門知識や分析力を用いて顧客の課題解決や目標達成を支援することです。しかし、その過程で私たちは、顧客にとって耳の痛い真実や、現状維持では望ましい結果が得られない可能性に気づくことがあります。そのような状況に直面した時にどうすべきか。大切な事を2つお伝えします。
・時に「正しいこと」を伝える勇気
コンサルタントは、顧客にとって「本当に有益な事」を、客観的なデータや専門知識に基づき、保身せずに伝える勇気が必要です。
では、顧客にとって本当に有益な事とはいったい何なのでしょうか?私自身も様々なコンサルティングの経験をしてきた中で特に重要な事は以下の3点だと感じています
1.やっている事/やろうとしている事が理念やビジョンに繋がっているのか
会社を経営しているとどうしても目の前の売上や利益を優先してしまいます。顧客がやろうとしている取り組みがその顧客の理念やビジョンに繋がらないのでは?と感じた場合には客観的に意見をするべきです。
2.計画性のない、無謀な取り組みをしていないか
特に経営者の場合、強い思いで突き進んでしまう場合があります。コンサルタントとしてその想いを達成する為の手段を冷静に意見する事が重要です
3.考えてばかりではなく、やるべき行動ができているか
顧客(特に経営者)も人間です。不安で行動できない事もあります。その時にはコンサルタントとして、顧客の一番の応援者となり、大丈夫だと背中を押していく事が求められます。
・最終的な意思決定は顧客の手にある
上記通りとは言うものの、最終決定権は顧客にあります。
私が新人コンサルタントだった時代、当時の上司に強く教わった言葉があります。「経営に良い、悪いはない」「コンサルタントは顧客の社員(経営者)ではない」
あくまで私達コンサルタントにできる事は顧客が意思決定できるサポートを行う事だと思います。顧客が自身(コンサルタント)がいなくなったら困る状態をつくる事こそ、最悪な行為なのです。
<<コンサルタントが持つべき倫理観>>
その他にも、顧客の重要な意思決断を支援するプロフェッショナルとして持つべき倫理観を挙げます。参考にしてみてください。
- 誠実性: 常に真実に基づいた情報を提供し、誤解を招く言動を避けること。
- 客観性: 個人的な感情や利害関係に左右されず、データと論理に基づいて判断すること。
- 守秘義務: 顧客から得た機密情報を厳格に守り、信頼関係を損なわないこと。
- 顧客の最善の利益: 常に顧客の長期的な成功を第一に考え、行動すること。
- 透明性: 提案内容、リスク、費用などを明確に伝え、顧客の理解を得ること。
- 独立性: 顧客からの不当な圧力に屈せず、専門家としての意見を率直に表明すること。
- 尊重: 顧客の価値観や判断を尊重し、一方的な意見の押し付けをしないこと。
■記事作成者:LHS 代表理事 吉貝 徹
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